木タイル式看板「絵タイル」製作サンプル【続報】

前回の記事からの続報です。
彩色したアクリル絵の具が十分乾いたので、最終コーティングとしてウレタンニスを塗りました。屋外用で耐候性のあるものだそうです。
これが、塗ったニス

塗ったあとです。

写真のホワイトバランスが異なっているので、比較が難しいですが、ニスを塗ると急に絵も上手に見える気がします(^^)。
左のタイルは「文字タイル」のサンプルです。こちらは彫刻刀ではなく、トリマー(RYOBI MTR-41)という工具で文字を彫りました。

寒ーい1日

本日の山中湖:最低−12℃、最高−2℃、晴れのち雪
東京都心部でも積雪とニュースになったこの朝、山中湖でも15㎝程の積雪。
こちらでものろのろ運転で、かなりの影響がありました。
朝は晴れていたものの、昼前には曇ってきて、午後は本降りの雪、
再び10cmほど積もりました。


新雪におおわれた、夜の景色もなかなかいいものです。

雪模様

本日の山中湖:最低-3℃、最高-1℃
昨夕から降り続いた雪は、午後少し弱まりながらも、
やむことなく雪降る一日となりました。

木のベンチの上にもたっぷり雪が積もりました。
なんだか美味しそうです。

馬場で積雪量を測ると30㎝超えていました。

木タイル式看板「絵タイル」製作サンプル

研究所内で倒れたカラマツの材を利用した20cmX20cmの木タイルを張り合わせた看板製作に取り組んでいます。組織の名称が変わったため、今までの看板の上に木タイルを敷き詰めて貼付けて新しい看板にすることを計画しています。
多くの方々に協力頂いて、タイルのひとつひとつを手作りし、それらを集めて一つの看板にするつもりです。
タイルには看板の文字が入る「文字タイル」と自由な絵などを描く「絵タイル」の2種類あります。今回、「絵タイル」製作についてサンプルの製作を行いました。
職員一同初めて挑戦する作業で、そもそも木工の知識もなく、手探りで取り組んでいます。今回の「絵タイル」の製作方法についても、Webで検索したりして情報をあつめて、見よう見まねでやってみたものです。

製材した最初の状態です。

まずはサンドペーパー(#320)で良く磨きました。
次に、絵の具ののりが良いようにシーラーというものを塗りました。「ワシン ラッカー サンディングシーラー」700円ぐらい

シーラーが乾いたら、鉛筆で絵を下書き。研究所周辺でたくさん見られるマメザクラを選びました。鉛筆は表面を傷つけないよう柔らかい6Bを使いました。

彫る部分を絵の具で描きました。

彫刻刀(丸刀3mm)で輪郭を彫りました。彫り終わったらはみ出した絵の具をサンドペーパー(#320)で消しました。

使った彫刻刀は木彫り用6,300円ですが、学校などでつかう版画用でもなんとかなりそうです。

いよいよ色塗りです。アクリル絵の具(ポスターカラー)をあまり水でとかないで塗りました。1度塗って乾かしてから2度塗りしました。

彫ったところにはみ出した絵の具をもう一度彫刻刀で彫って消しました。最初は彫った部分にも色を塗ろうと思っていたのですが、塗らない方がいいかな、と気が変わったのです。

とりあえず、色塗り完成! あとは、良く乾かしてから、全面を透明のウレタンニスでコーティングする予定です。

色塗りは、こんなペンタイプのポスカでも良いと思います。

上塗りできたら、またレポートします。
 >続報はこちら

待っていたあの鳥が…

本日の山中湖:最低-14℃、最高4℃
先日の雪はずいぶん少なくなりましたが、
晴天+雪景色は美しいものです。
やっとの積雪、そして、待ちに待った鳥がやってきました。
ルリビタキです。

雪が積もると、ルリビタキに会える…今年もそうなりました。
茂みや低い枝にとまっては、地上にさっと舞い降りて、
またすぐに違う場所へ移動していきます。
しきりに食べ物を探して食べていました。

今朝は冷え込みましたが、日中穏やかに晴れ、
ヒガラのさえずりも聴こえたり、たくさんの鳥達で賑わいました。
↓写真はコゲラです。ツタウルシの実を食べていました。

常連のシジュウカラエナガメジロヒヨドリ
カワラヒワコゲラアカゲラの他に、冬に会うことができる、
カシラダカツグミ、アトリもやってきました。

こちらはスズメ達です。山中湖では寒すぎるからか、
冬の時期はあまり見かけなかったのですが、
カシラダカの群れに交じって18羽もいました。
落葉の下に隠れている食べ物を探すのに夢中…。
冬は野鳥観察しやすい季節。今後も楽しみです。

久しぶりの積雪

本日の山中湖:最低−6℃、最高2℃
1か月以上なにも降らなかった山中でしたが、久しぶりの積雪となりました。
気温が低い状態で降ったので、サラサラの雪で、ふわっと軽く舞い上がります。

朝の時点では15センチほどありましたが、1日であっという間に目減りし、
10センチないほどになりました。
これから動物の足跡の観察が楽しくなりそうです。

湖畔に出て、とあることに気が付きました。
冬でも緑のはずのアカマツがみな茶色に。枯れてしまっているのです。
きっと秋の台風で浸水した状態が長く続いたため、根が死んでしまったものと思われます。
湖畔のような所は、いわば森の最前線。
このような場所にアカマツのように先駆種(パイオニア)と呼ばれる植物が入ってくる
のでしょうが、時にこのように撤退を余儀なくされることもあるのですね。
森が一進一退を繰り返す、湖畔とはそのような場所であることを実感できました。