都留文大実習ふたたび

本日の山中湖:最低15℃、最高24℃。曇り
今週末は先月に引き続き、都留文科大学の実習が行われました。
今回は下草刈りや間伐(昨日)、地元のお年寄りへの聞き取り調査(本日)をやりました。

若い植林地で、下刈鎌を用いて下草刈りをやりました。
最初はみんな恐る恐るでしたが、だんだんさまになってきました。
中には、下草刈りにはまる学生さんも。
いやー、時間があればもう少し働いてもらいたかった!
下刈り作業中、クロスズメバチに刺された学生さんがいました。
巣の上を踏み歩いてしまったのが原因のようです。
幸い、危険な症状は出ませんでしたが、この時期にはこういう危険が潜んでいることに留意しておきたいものです。

掘り出されたクロスズメバチの巣。
まだ小さいですが、多数のハチに集中攻撃されなかったのも幸いしたかもしれません。
本日は、89歳になる地元のお年寄りに、山と暮らしの関わりについてお話を伺いました。
炭焼きや草刈り、畑作りのことなど、詳しく教えてもらいました。

2時間超にわたる聞き取りの結果をもちより、生業暦や地図上にまとめ、考察を行いました。
学生たちは、昔の人の山でのエネルギッシュな働きぶりに感心し、自然条件と人の暮らし方の関わりに強く興味を抱いたようでした。
これで富士演習林での都留文科大学実習の日程は終了となりますが、富士演の林内美化にも貢献してくれた学生のみなさん、大変ご苦労様でした。