公開講座「薪・ペレット利用で創る癒しの森」

本日の山中湖:最低17℃、最高31℃、快晴。

国土緑化推進機構の「緑と水の森林基金」の助成を受けて、
また、山中湖村の後援をいただき、公開講座「ペレット・薪利用で創る
癒しの森」を開催しました。

9月とは思えない暑さの中、スタッフも含め総勢40人が集まりました。

今回の企画は、込み入った森林の枯れ木や不良木を積極的に薪やペレットと
して使えば、保健休養機能の高い森林が実現しうることを伝えること、山を
持っているけれど管理に困っている住民の方と薪やペレットを使いたいけど
調達に困っている住民の方の出会いの場とすることを目的としています。

まずは、林内を散策して、手を入れている森林の景観とまったく手を入れて
いない森林の景観を見比べてもらいました。

実際に木を切り倒すデモンストレーションもしました。
枯れたアカマツと形状不良のカラマツを伐倒しました。
今回は、ロープウィンチという牽引機械を販売されている業者さんに
来てもらい、伐倒方向への牽引と、伐倒後の集材にデモンストレーション
してもらいました。
集材は参加者の皆さんにも実際にロープを引っ張ってもらいました。
元口25cmくらいで5mくらいの生木が楽々と引き出せました。

次に、超小型ペレット製造プラントを、別の業者さんに持ってきていただき、
丸太→割り木→チップ化→ペレットと一連の製造工程をデモンストレーション
してもらいました。

このプラントでは採算に乗らないということですが、トラック一台に乗せて
移動でき、現場でペレット製造までできるのは魅力的です。

お昼は各種のペレット、薪の燃焼機器を並べて、燃焼の様子の観察、
そして、そこで作った料理でお昼です。
今日は、地元野菜のスープ、焼きウィンナー、ポークソテー、チキンソテー、
焼き野菜、焼きトウモロコシ、パン、ご飯、クッキーを作りました。
ほとんどのこることなく、ペロリ。
やはり、火で焼いたものは一味違います。
午後は室内で小講演と熱い意見交換を行い、閉講となりました。
薪やペレット作りを通した森林整備に意欲を示してくれた参加者の方も
多く見受けられたので、今後が楽しみです。