ブナ試験地等見学

本日の山中湖:最低6℃、最高19℃、晴れ時々曇り
また肌寒さがぶり返した山中湖です。

すでにやや散りかけですが、今年のズミもたくさんの
花をつけています。
去年はほとんど実がつきませんでしたが、今年はどうでしょうか。
さて、今日は東邦大学理学部の富士演お得意様の先生と
その学生さんに来ていただき、一緒に林内をめぐりました。
富士演スタッフも新しくなったこともあり、林内のブナ試験地等
で行われている研究について勉強させていただき、非常に有意義
でした。

ブナ産地別試験地では、産地による形態の違いが一目瞭然です。
ブナ形態の変異は環境によって決まるのではなく、遺伝によって
決まるのだということが確かめられます。
今後の林内解説のポイントとなりそうです。

枝垂れのブナ!?と思ったら、やけに当年枝(今年伸びた枝)の成長が
いいイヌブナでした。
垂れてみえる部分は全て展葉してから延びた部分で、1か月足らず
で50センチほど伸びていたことになります。
あらためて見るとすごいですね。。。
そうそう、この時期の異彩を放つヤツを紹介しましょう。

イヌエンジュ(マメ科イヌエンジュ属)です。
この木は展葉が遅く、ようやく今頃開きかけなのですが、新芽が
細かい綿毛に覆われるため白銀色に輝いてきれいです。
木材は床柱などに使われます。