続・湖畔の東屋

本日の山中湖:最低10℃、最高12℃、小雨のち曇り
夏に運動会の学生さんたちと組み立てを行った湖畔の東屋ですが、
屋根をかける工事が残されていました。
その続きの工事を21、22日の二日間行いました。
21日はあいにくの雨でした。

屋根に上がってもびしょびしょの木材の上には墨付けができないので、
仮屋根の下で部材の加工に専念しました。
午後半ばには雨が弱まったので、両端の母屋(もや:屋根の下地を
支える横架材)を取り付けることにしました。

屋根の幅はおよそ7メートルあるので、3メートルくらいの母屋材と
4メートルくらいの母屋材を接合させます。
夏に組んであった桁とボルトで貫通し、きっちり固定しました。
初日の作業はここまで。
22日も小雨で冷たい北風が吹きつけるあいにくの天気。
墨付けに支障があるほどの雨ではなかったのが幸いです。
さっそく屋根に上がっての作業となりました。

残った母屋を適当な高さで固定するための束(つか)を固定した後、
昨日と同じ要領で母屋を乗せていきます。
束と母屋の固定にはかすがいを用います。
母屋が並んだら、野地板を隙間なく並べて、ひたすら釘を打って
固定します。
釘打ちくらいとなめていましたが、さっそく筋肉痛になりました。

野地板の厚さは33ミリ、乗ってもびくともしません。
総ヒノキ張りの屋根、ちょっとぜいたく(?)ですが、ヒノキは狂いが
少ないので、安心です。
大工さんがはみ出た野地板を丸鋸で切ってくれたので、仕上がりは
きれいです。

今日は、屋根に上がっていると、冷たい北風で体が冷えてしまいます。
休憩には薪ストーブが活躍しました。
部材を作る際に出た端材も大いに役に立ちました。

今回の最後は、野地板を結露から守るルーフィング材を張る作業です。
樹木にナンバーテープを張る時のために持っていたガンタッカーが
活躍しました。

波板を貼って完成までこぎつけたかったのですが、天候に逆らえません。
また次回!